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さらば、サムライ。長友佑都に
インテル選手&番記者が惜別メッセージ (3ページ目)

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「グッドラック、サムライ! 俺たちも寂しくなるよ。でもあんたが一番いい道を進むことを願っている。あんたはいつでもベストが似合う男だ」

 もちろんこの7年、いいことばかりがあったわけではない。しかし長友が真のプロフェッショナルで、常に真摯に仕事に向き合い、インテルのためを思って頑張ってきたことは誰も否定できない。

 インテルのサポーターたちも、長友移籍のニュースを残念に感じているようだ。長友は右でも左でもプレーできるし、必要なときはいつでもチームに手を貸した。スパレッティ監督も(たとえ関係が微妙なときでも)、長友への信頼を強調してきた。だからインテルの5人のサイドバックの中で、まさか彼が犠牲になるとは思っていなかったのだ。

 SNSからは彼の移籍を嘆くインテリスタの声が聞こえてくる。「チャオ、ユウト! あんたがいなくなるなんて残念だよ」「絶対に君の不在を寂しく感じるだろうな」「ユウトはいつまでも俺たちの仲間だ」......。

 長友はその親しみやすいキャラでも、インテリスタの心の中に残っていくだろう。いつも笑顔で、冗談を飛ばしたり、仲間をからかったり、からかわれたり。例えば悪童として有名なアントニオ・カッサーノは、長友とは正反対の性格なのだが、なぜかとてもウマが合った。彼はインテルに来たとき、こう言っていた。

「俺がインテルにやって来たのは、ユウトとダチになるためだったんだ!」

 さらば、長友佑都。

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