ネイマール加入のPSGに対抗できるクラブは?
今季のリーグ・アン展望 (2ページ目)
圧倒的な予算を誇るPSGは、今夏も「量より質」を基本方針に両サイドバックをピンポイントで補強。手薄な右サイドには、マンチェスター・シティへの移籍が濃厚と見られていたブラジル代表のDFダニエウ・アウベス(前ユベントス)に約2倍の年棒を払うという条件で強奪。対する左サイドには、引退したDFマックスウェルの代役としてレアル・ソシエダからDFユーリ・ベルチチェを獲得し、戦力低下が予想されたポジションを見事に戦力アップさせている。
そして最大の注目は、現在世界中の関心事となっているFWネイマール(バルセロナ)の移籍報道だ。現段階では「正式発表を待つのみ」という流れだが、これが実現するとPSGにとっては「鬼に金棒」。間違いなくリーグ・アンの勢力図はガラリと変わるはずである。
とはいえ、いくらPSGに資金力があると言っても、ネイマールの獲得には移籍金として推定約290億円(税別)という天文学的なビッグマネーをバルセロナに支払う必要がある。そうなると、FWアンヘル・ディ・マリア、MFマルコ・ヴェラッティ、MFブレーズ・マテュイディといった不可欠な主軸たちの放出も避けられない状況だ。
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