「長谷部はブンデスで指導者に」。
新記録を前にドイツ人記者が称賛 (4ページ目)
「彼はとても真面目な人間だね。ドイツ人の僕から見てもそうだし、フランクフルトのファンの間でも彼の真面目さはよく知られているよ。真面目でおとなしいというのはドイツ人がアジア人に対して持っているイメージなのだけど、そういう意味で彼は典型的な日本人だね。ただ、彼はそれだけじゃない。とてもフレンドリーなんだ。
彼はいつも記者の質問に答えてくれて、我々としてはすごく助かっているよ。試合に勝った時だけでなく、負けた時にも記者の質問に答えるというのは簡単なことじゃない。それでも彼は逃げずに話す。彼はいつも監督と同じようにプレーを分析しているから、彼が話してくれるのは我々にとっても非常に価値があることなんだ。
彼は引退した後、ドイツで指導者になりたいんだって? すごくいい考えだと思うよ。彼は体も大きくないし、スピードだってそれほどあるわけじゃないけど、その分インテリジェントにプレーしている。彼がいろいろ考えてプレーしていることは、指導者になっても役に立つんじゃないかな」
ここでは取材に応じてくれた2人の地元記者のコメントを紹介したが、フランクフルトの報道を追っていると、長谷部の安定したパフォーマンスへの評価という点は、どのメディアも共通している。ドイツメディアは、常によりよいプレーと勝利を目指し、多くのことを考えながらサッカーに取り組む長谷部の姿勢を高く評価しているのだ。
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