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「長谷部はブンデスで指導者に」。
新記録を前にドイツ人記者が称賛 (2ページ目)

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Getty Images

 さらに言えば、現在ブンデスリーガでプレーする選手の中で、長谷部の234試合出場を上回る選手は20人ほどしかいない。例えば、ヴォルフスブルク時代の同僚であるマルセル・シェーファーは257試合に出場しているが、彼は長谷部がドイツにやってきた2008年より5年早くドイツでキャリアをスタートさせている。同じくヴォルフスブルク時代の同僚であるディエゴ・ベナーリオは長谷部より半年早くドイツにやってきて259試合に出場しているが、彼のポジションがGKだということは考慮すべきだろう。

 なぜ長谷部はこれほどまでにドイツでコンスタントに出場機会を得られているのだろうか。大きな要因として考えられるのが彼のプロ精神だ。そのプロとして試合や練習に取り組むその姿勢は、ドイツでもたびたび評価されている。日本でも「真面目」と言われる長谷部の人間性を、現地のドイツ人はどのように見ているのだろうか?

「まさにそれこそが、長谷部がブンデスリーガで長くプレーし続けられている理由なんだ」と、ジャーナリストのトビアス・シェヒターは断言する。高級紙『南ドイツ新聞』などに寄稿し、フランクフルトを担当している彼は、長谷部を高く評価しているジャーナリストの1人だ。

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