ウジョア騒動、3連敗、仲間割れ...。
岡崎慎司も心を痛めるレスターの今 (2ページ目)
「相手にサッカーをやらせておいて、ボールを獲ったら速く攻撃するという感じだった。だけど、『このやり方だったら、自分は何をすればいいんやろ?』と、(ベンチで)見ながら思っていて。(ピッチに)入っても、なかなか(自分のプレーの)イメージが湧かなくて......。
こんなに何もできなかったことも、あんまりないんですけど......。ちょっとチーム全体が引き過ぎているな、という印象はありました。(チーム全体で)もうちょっと点を獲りにいかないと。ボールを獲っても、前に(ジェイミー・)バーディーしかいないとなると(難しい)」
最近のレスターの攻撃をひと言で表現するなら、「縦一辺倒」であろう。ボールを奪えば、とにかく急いで最前線へとパスを送ってしまう。そして、FWのバーディーやデマライ・グレイがドリブルで持ち込んでシュート――。これでシュートが枠内に飛べばいいが、ここまでわずか5ゴールのバーディーに昨季の輝きがないのだから、事態は深刻だ。
ここで難しさが増すのが、トップ下やセカンドストライカーとしてプレーする岡崎である。日本代表FWとしては、最前線のバーディーにいったんボールを預け、その間にペナルティエリア内へ潜り込んでラストパスを受けたい。あるいは、最前線とMFの間のスペースに入って、ボールをもらって局面打開を図ることで、攻撃にアクセントをつけたい。岡崎を経由することで、チームとしても攻撃の幅が広がるはずだ。
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