本田圭佑、プレミア移籍を拒否。
夏が来れば動き出す......のか?
オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(20)コッパイタリア、ユベントス戦の後半ロスタイム、久々にピッチに立った本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) すべては当初の予測の通りだった。冬のメルカートは1月31日23時で幕を閉じたが、本田圭佑はいまだロッソネロの選手だ。本田はチームとの契約が切れる今年の6月までミランに残るつもりであると、このコラムで何度も触れてきたが、実際、その通りとなった。
メルカートの閉まるラストミニッツには、プレミアリーグのハル・シティからのオファーを受けた。プレミアはアメリカのMLSとともに本田が興味を持っているリーグだが、本田は今回、それを断った。おそらくシーズン終了を待って新天地にはばたくのだろう。
今はこれからの半年をミランでどのように過ごすかが問題だ。これまでほとんどプレーするチャンスがなかった本田は、これからどれだけ力を見せることができるだろうか。
シルビオ・ベルルスコーニから中国人企業家への株式譲渡がまだ途中の状態のミラン(3月にはすべてが終了する予定だ)には、冬のメルカートで使える予算が限られていたが、それでも多少の動きはあった。
エムベイ・ニアングは、ワルテル・マッツァーリ監督率いるプレミアのワトフォードに旅立った。開幕前からニアングはモンテッラ・ミランの主役と目されており、監督自身もかなり期待をしていた。実際にシーズン前半は活躍を見せたが、その後、体調が落ちるとともに、やる気と落ち着きも失っていった。
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