リネカーは自虐ネタ、岡崎は困惑。
「勝てないレスター」の原因を探る

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 チーム状態が芳(かんば)しくないのは、その負け方にも表れている。ここまで喫している8敗は、すべて相手に先制されているのだ。「自分たちが先制すれば、イケイケの状態で点を獲ることはできるが、ひとつ失点したり、崩れたときに取り戻せない」と岡崎が語るように、追いかける展開に陥ると打開策が見つからない。

 先述したように、ここまで8試合を消化したアウェー戦でも未勝利が続いている。その理由について、岡崎は続ける。

「相手の勢いがあるときは、自分たちが押し込まれる時間が長いじゃないですか。それに耐え切れずに失点する。失点すると悪循環に陥るという......。自分たちが、どうしたらいいのかわからなくなる」

 たしかにボーンマス戦は、岡崎の言うとおりの展開だった。ボーンマスが素早くパスを回して、レスター陣内に攻め入った。前半20分のボール支配率はボーンマスが80%。レスターは守備に回る時間が増えた。すると、34分に先制ゴールを被弾――。チームが一向に機能しないことから、後半開始時に岡崎を投入したが、それでも勝利を手繰り寄せる決定打にはならなかった。

 また、対戦相手のレスター対策が進んだことも、今季不振の一因である。FWジェイミー・バーディーやMFリヤド・マフレズに十分なスペースを与えられることは、ほとんどなくなった。事実、英紙『デーリー・ミラー』は、「深い位置で守れば、9割はレスターを止められる」と指摘している。

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