「もうちょいかな」清武弘嗣が先制点アシストも、セビージャは消化不良 (3ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

「ひとりひとりがボールを持って探しながらやっているので、自分もどういう風に動けばいいか悩みながらやっている。まだ欲しいところでボールは出てこないし、もうちょいかな、と思います」

 ミックスゾーンでメディアに応対した清武は、チームとしての完成度がまだ低いことを素直に認めた。だが、チームが残している結果だけを見れば、リーガで2勝2引き分け。チャンピオンズリーグではアウェーでユベントスと引き分けと、上々と言っていい。そこにジレンマが生まれても仕方がないだろう。

 リーガ第4節エイバル対セビージャ。ホームチームにしてみれば審判の判定に泣かされた不本意な一戦となった。アウェーチームにとっても、数的有利をものにできなかった内容的に不満の残る一戦だった。そして日本のサッカーファンとってはリーガの日本人初対決がお預けと、残念ながら誰にとっても消化不良に終わるカードになってしまった。

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