想定される「4通りのEURO決勝戦」。対戦データで優勝国が見えた (2ページ目)
ポルトガルが優勝するにはクリスティアーノ・ロナウドの活躍が欠かせないが...... その4度の対戦では、すべてドイツが勝利。ポルトガルにとっては、圧倒的に分が悪い相手となる。ポルトガルのエース、FWクリスティアーノ・ロナウドもそれらのドイツ戦にはすべて出場しているが、ノーゴールに終わっている。
一方、ドイツにとってポルトガルはまさに"お得意さま"だ。MFバスティアン・シュバインシュタイガーとFWトーマス・ミュラーは、ともにポルトガル相手に3ゴールずつマーク。ポルトガルと決勝で対戦することになれば、今大会でも奮闘しているふたりの活躍が見込まれる。
さらに、GKマヌエル・ノイアーがゴールマウスを守るようになってからは、ドイツはポルトガル相手に無失点。ドイツの有利は動きそうにない。
ポルトガルにわずかな光明を見出すとすれば、1985年に行なわれた1986年W杯欧州予選での勝利か。そのとき、ドイツ(当時、西ドイツ)はW杯予選36試合連続無敗という驚異的な記録を更新していたが、W杯予選で史上初めてドイツに土をつけたのが、ポルトガルだった。そのときと同様、W杯、EUROと主要国際大会連覇を狙うドイツの快挙を阻むのがポルトガルになるのか、注目だ。
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