CL復帰のマンUはいきなり逆転負け。名門復活へ遠い道のり (2ページ目)
ボール支配率はマンU62%に対しPSVが38%。シュート数は17対6。スタンドから見る限り、主導権を握って試合を押し進めたのはマンUだった。マンUはボランチに入ったシュバインシュタイガーが、中盤から前線に配球する役割を担い、全体をまとめた。かつてのルーニー、ファン・ペルシー頼みから脱却し、中盤にポイントができることで、サイド一辺倒だった攻撃にもバリエーションが増え、落ち着きが出たようだ。
15分過ぎ、左サイドからドリブルでゴール前に侵入したマンUのショーに対し、モレノがスライディングタックルで対応。ショーはこれを左足でまともに受けてしまう。すぐには動かせなかったのか、ピッチ内で約10分間の治療を受け、ようやくストレッチャーで運び出されるほどの重傷(後に左足の複雑骨折と判明)。マンUにとってはこの試合だけでなく、今季を左右する出来事だった。
それでも先制点は41分、マンUに。後方から出た縦パスを、左サイドをかけ上がったデパイが受けると、そのままペナルティエリアに入り、古巣の右隅に流し込んだ。この日再三狙っていた、左サイドからの形だった。
その直後にもマタからのパスを受け、左サイドからペナルティエリアに入りかけたあたりでデパイがシュートを放つが、これは惜しくも枠の右に。さらに相手の最終ラインから中盤へのパスミスを見逃さなかったスモーリングがボールをカットし、そのままドリブルで攻め込みシュートに持ち込んだがこれはGK正面に。マンUの時間帯が続いた。
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