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ブンデス開幕直前。日本人13人がチーム内で占める位置 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 日本からの注目度が高いのがマインツの武藤嘉紀だ。新加入ながらシュミット監督は高く評価。相手のスタイルによってウイングかトップか使い分けると指揮官が明言しており、「このままいけばブンデスリーガでプレイするよ」と断言までしている。岡崎慎司を活躍させた監督の下でのスタートはこの上ない好条件だ。

 ドイツ杯コトブス戦では前の週に傷めた右ひざの大事をとって後半途中から出場。ク・ジャチョルや主力が負傷していたこともあるが、ここまでの練習試合では主力組でプレイしている。指揮官からの期待も高いだけに、開幕に向けての温存と解釈することができる。

 長谷部誠乾貴士の所属するフランクフルトにはフェー監督が1シーズンで復帰した。長谷部にとっては初顔合わせとなるが、負傷者が出た関係で、ドイツ杯ブレーマー戦を右SBで迎えた。シーズン序盤は「右SBで良いプレイをすれば使い続けたくなるだろうし......」と長谷部。シーズン序盤は本職ではないこのポジションでの起用が続くだろうと本人も見ている。

 一方、乾はフェー監督が前回指揮していた13~14シーズン終盤、関係が悪化した。翌14~15シーズンは、監督がシャーフに交代したことで「フランクフルトに残留した」と公言するほどだった。今回はこれまでのところ問題はなさそうで、ドイツ杯でも先発しているが、早めに結果を出して信頼を勝ち取る必要がある。

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