ブンデス開幕直前。日本人13人がチーム内で占める位置 (3ページ目)
ケルンはドイツ杯で4部メッペンに快勝した。大迫勇也はフル出場して1アシストを記録。長澤和輝は出場しなかった。シュテーガー監督のもと、1部定着を目指すケルン。監督の信頼も得て、大迫はレギュラー争いで一歩リードしている。昨季はケガの影響で終盤まで戦列を離れていた3季目の長澤にとっては、真価が問われる1年となるだろう。
ハノーファーでは清武弘嗣が負傷で長期離脱中。酒井宏樹は相変わらず右SBで信頼を得ている。昨季は残留争いに巻き込まれ、シーズン終盤で監督が交代、フロンツェックが就任した。選手の能力は比較的高く、サッカーの質も悪くなかっただけに、歯がゆい日々の連続だった。だが今季は同じ指揮官のもと、安定した戦いができるのではないか。
昨季終盤、シュツットガルトで出場機会を失った酒井高徳は、シュツットガルト監督時代に高い評価を与えてくれていたラバディア監督が指揮するハンブルガーへ移籍。「華やかで都会的な街に好意的な印象を抱いたようだ」と、地元紙は伝えている。だがドイツ杯1回戦では、フル出場したものの格下イエナに敗退した。
昨季のハンブルガーはこれまでにないギリギリの残留争いに巻き込まれたが、なんとか降格を免れた。シュツットガルト時代にも何度となく下位争いに苦しんだラバディア監督と、そんなハンブルガーで出直しを図る。決して楽な1年にはならないだろうが、過去に1度も2部落ち経験のないクラブで、残留はノルマになる。
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