今年は2回来日。国際タイトル総なめ中のリーベルは大忙し

  • 三村高之●文、写真 text&photo by Mimura Takayuki

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝戦が、アルゼンチンのリバープレート(リーベルプレート)とメキシコのティグレスによって争われ、リーベルが1996年以来となる19年振り3回目の優勝を飾った。

コパ・リベルタドーレスを制して喜びを爆発させるリーベルの選手たちコパ・リベルタドーレスを制して喜びを爆発させるリーベルの選手たち メキシコでの第1戦は0-0に終わり、8月5日に行なわれた第2戦。キックオフと同時に降りはじめた雨が激しさを増す中、前半終了直前に期待の若手FWアラリオのヘッドが決まり、リーベルが先制する。そして後半には、今やチームのエース格となったウルグアイ代表のサンチェスが、自ら得たPKを成功させて突き放す。さらに、高さに定評のあるDFフネス・モリがCKから豪快なヘッドでダメ押しの3点目を奪い、昨年12月に優勝したコパ・スダメリカーナに続き連覇を達成した。

 コパ・リベルタドーレスは上半期の南米王者を決める大会で、コパ・スダメリカーナは下半期の大会。これまで両大会を連覇したクラブはなく、リーベルが初の快挙を成し遂げた。しかしチームはゆっくりと喜びに浸る暇もなく、翌日には日本へ旅立った。スルガ銀行チャンピオンシップでガンバ大阪と対戦(8月11日)するためだ。

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