首脳陣に「新生ミランは彼から」と言わしめた本田圭佑 (3ページ目)
スーペルピッポ(インザーギの愛称)が、来シーズンの礎(いしずえ)となる選手としてまず名前を挙げているのが本田圭佑だ。
「新生ミランは彼、本田から始めなくてはならない。彼は仕事をするという文化を持った人間だ。一日10時間は自分の仕事に打ち込んでいる」
その本田にとって今シーズンは光と闇のコントラストの強い1年だった。最初の7試合は本当に素晴らしく、続けて6ゴールを決めたが、アジアカップから帰ってきてからはトーンダウン。しかしシーズン終了間際にフィジカルコンディションを取り戻すと、また急上昇を果たした。おかげで本田に対する評価はポジティブなものでシーズンを終えることができた。
たとえ新たな監督が来たとしても彼の将来は変わらないだろう。本田もまたシャルケ(ドイツ)やプレミアからのオファーを断り、2017年までのミランとの契約を尊重する様子だ。今のところ彼がミラネッロを去ることはなさそうである。
ミラン自身も本田を手放す気はなさそうだ。まずは内々に、ミランが本田を高く評価していることを彼の代理人に告げ、その後、オーガナイズ・ディレクターのウンベルト・ガンディーニ氏が公にこう賞賛した。
3 / 4