首脳陣に「新生ミランは彼から」と言わしめた本田圭佑 (2ページ目)
しかしイタリアには「こぼれてしまったミルクを嘆いても始まらない」という諺(ことわざ)がある。日本にも似たようなものがあるだろうか(訳者注;覆水盆に返らず)? とにかく今は終わってしまったシーズンを嘆くよりも、ミランが一日も早く"ミラン"に戻るために再出発をすべきだ。
いまだ新たな投資家は決定されていないが、オーナーのベルルスコーニは必ずミランを立て直すことを約束している。また様々な新監督候補の名前も出てきており、ミラニスタに夢を見させている。
その筆頭がアンチェロッティだろう。レアル・マドリードと決裂したアンチェロッティは、来シーズンのミランベンチを引き受けるかどうかの答えを今週中には出すはずだ。
新加入の選手についてもいろいろなビッグネームが飛び出してきている。例えばベルルスコーニはイブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)の名前も挙げているが、ミラニスタのSNSを見る限り、あまりその噂を信じてはいないようだ。期待しても結局肩透しを食わされた過去2年の経験が、ミラニスタをかなり懐疑的にさせてしまっているのだ。
ただインザーギは2016年の6月までミランとの契約があることを強調し、来シーズンもミランの指揮を執ることに意欲的だ。彼はミラン再生の策として、人数は少なくとも質の高い選手を補強することを主張している。そしてまずはセリエAの主役に返り咲き、少なくともチャンピオンズリーグ出場権を戦うチームになるべきだと述べている。
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