サッカー日本代表GKが政治家になるまで 「最初は担がれて出馬しただけ。落選は当然でした」 (3ページ目)
【埼玉スタジアム周辺の環境整備も】
では、市議としてどんな活動をしているのか。都築は「市民から"宿題"をもらって、それを解決すること」だと語る。
「地域のことをいちばん知っているのが市民の皆さん。なので、市民の皆さんの意見を聞き、それを解決することがメインの仕事です。身近なことでいえば、道路の舗装や信号機の設置依頼などを要望として市に上げて、整備すること。数年前に駒場スタジアムの照明がLED化されましたが、そうしたことが実現されるように働きかけるわけです。
さいたま市ではサッカー少年団が盛んで、僕もよく顔を出します。そこで、ある学校からサッカーをしていると校庭の砂が少なくなってしまうので、砂を補充してほしいという要望がありました。僕らは使われてなんぼですから、必要と考えれば対応に動きます。もちろん予算もあり、すべてに対応できるわけではないんですけどね」
都築はさいたま市緑区選出の市議である。さいたま市緑区といえば、浦和レッズの本拠地、埼玉スタジアムがある地域。現在、埼玉スタジアムのそばにある調整池が天然芝のグラウンドに整備される予定があるというが、それも都築が訴え続けてきたことのひとつだそうだ。
「スポーツができる環境作りは絶対にやりたいことのひとつ。もちろん、市民全員がスポーツやサッカーが好きなわけはないですし、バランスが大事になります。僕自身、当初はスポーツに関係したことしかできないのではと考えていましたが、いざ議員をやってみると、教育や街作りにおいてもやりたいことは出てくるものです。選手時代と違って、日々の仕事は楽しくないです(苦笑)。それでも経験を重ねるなか、できることも増えてきて、充実はしています」
選手時代を知っている人であれば、出馬と聞いたときは「あの都築が!?」と驚いたことだろう。だが、現役当時から一本筋の通った硬派の印象は変わらず、最初の落選から多くのことを学んだことを思えば、市議という仕事は裏表のない都築の性に合っていたのかもしれない。
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