【Jリーグ】「アマラオの後継者」ルーカスは助っ人外国人の模範 ガンバ大阪でもタイトル獲得に貢献
Jリーグ懐かしの助っ人外国人選手たち
【第24回】ルーカス
(FC東京、ガンバ大阪)
Jリーグ30数年の歩みは、「助っ人外国人」の歴史でもある。ある者はプロフェッショナリズムの伝道者として、ある者はタイトル獲得のキーマンとして、またある者は観衆を魅了するアーティストとして、Jリーグの競技力向上とサッカー文化の浸透に寄与した。Jリーグの歴史に刻印された外国人選手を、1993年の開幕当時から取材を続けている戸塚啓氏が紹介する。
第24回はルーカスを取り上げる。FC東京で7シーズン、ガンバ大阪で3シーズンを過ごしたこのブラジル人アタッカーは、どちらのクラブにもタイトルをもたらした。J1リーグ通算268試合出場は、外国人選手では9番目に多い。フィールドプレーヤーでは7番目である。Jリーグの歴史に名を刻む助っ人──と言っていいだろう。
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ルーカス/1979年1月3日生まれ、ブラジル・リベイラン・プレト出身 photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る 異国で長くプレーする外国人選手には、相応の理由があるものだ。何よりもまずは、フットボーラーとしてのクオリティが高くなければならない。助っ人外国人としての最大の価値は、勝ち点を運んでくることにある。
攻撃的なポジションの選手なら、ゴールやアシストが求められる。個人のスタッツがタイトル獲得につながれば、その選手の価値はさらに高まる。
2004年にFC東京の一員となったルーカスは、リーグ戦で11ゴールを記録した。得点した9試合の勝敗は3勝5分1敗だった。「ルーカスが取れば負けなかった」と言うのは大げさだろうが、彼の得点で敗戦を回避できた試合は多かった。
リーグカップでは7試合に出場して6ゴールを叩き出し、クラブ初の3大タイトル獲得に貢献している。東京ヴェルディとの準決勝ではハットトリックを達成し、4-3の撃ち合いを制する立役者となった。
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著者プロフィール
戸塚 啓 (とつか・けい)
スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専
門誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より 7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグ ワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本 サッカー』(小学館)
























