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「高校に入ったらサッカー部がなかったっていう話で大丈夫?」 岡野雅行に聞いた「部活やろうぜ!」

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki

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 学校での部活を取り巻く環境が変化し、部員数減少も課題と言われる現在の日本社会。それでも、さまざま部活動の楽しさや面白さは、今も昔も変わらない。

 この連載では、学生時代に部活に打ち込んだトップアスリートや著名人に、部活の思い出、部活を通して得たこと、そして、今に生きていることを聞く──。部活やろうぜ!

連載「部活やろうぜ!」
【サッカー】岡野雅行インタビュー/第1回(全4回)

中学校、高校の部活動について振り返る岡野雅行氏 photo by Sano Miki中学校、高校の部活動について振り返る岡野雅行氏 photo by Sano Mikiこの記事に関連する写真を見る 僕の部活にまつわる最も印象深い思い出は、高校に入ったらサッカー部がなかったっていう話。「部活やろうぜ!」がテーマなのに、それで大丈夫なのかな? そもそも。

 僕がサッカーを始めたのは、小学校1年生のとき。サッカーを始めて何がよかったかって言ったら、友だちがいっぱいできたことです。友だち作りのためにサッカーをやっていたというか、みんなで一緒に練習したり、遊んだりするのが楽しくて、もうやめられなくなりました。横浜市の大会で優勝できたことも、すごくうれしかったです。

 なので、小学生の頃は部活というイメージではなく、僕にとっての部活は中学に入ってから。朝練があって、とにかく走らされる。理不尽=部活って感じです。練習中にグラウンドの周りで「ファイトー!」って声出しをしていたら、「おまえら、暇そうだから、ずっと走っとけ」とかね。

 なかでも、絶対に忘れられないのは、ふたつ上の中3の先輩たちが最後の大会で負けたときに、なぜか下級生の僕らが「明日までに坊主にしてこい!」って言われたこと。しかも、もう夜になっていたので「どこで髪を切ればいいんだよ」って感じで......。今考えても、全然意味がわからない。

 もう絵に描いたような理不尽さで、それだけで漫画になるんじゃないかというくらいですよね。

 だから、僕らが3年生になったときには、もうそういうことはやめようよと、めちゃくちゃなことはやらなくなりました。もしそんなことをする同級生がいても、「カッコ悪いからやめろ!」って怒っていましたから。

 ただ、中学生になってからは、全然勝てませんでしたね。小学生のときのチームで一緒に優勝したメンバーもいたので、うまい子はうまかったんですけど、サッカーをやめていく子も多かった。

 当時はまだJリーグもなく、先生に「サッカーをやっていても食っていけない」って言われるような時代でしたし。ちょうどバンドブームだったので、それに憧れてバンドに流れていく子も多かったですね。

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