樋口雄太が止まると鹿島アントラーズの攻撃も止まる PKを2度外した天皇杯で「気持ちも吹っ切れた」

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • TOBI●撮影 photo by TOBI

【PKを2度外して敗退した天皇杯・甲府戦を自ら語る】

「天皇杯3回戦・ヴァンフォーレ甲府に敗れた試合で、僕が2度、PKを外してチームは敗退しましたよね。PK戦はシュートを蹴るまで、そこまで深く考えてはなかったのですが、自分がPKを外したことでチームがひとつタイトルを失ってしまった。その場では『終わっちゃったな』って感覚だったんですけど、時間が経つにつれて、じわじわと責任を感じるようになって......。

 次はチームを助けられる、チームに勝利をもたらせられる選手にならなければいけないなって心に誓いました。落ち込みましたけど、そう思ってからは、気持ちも吹っ切れたというか、自分自身も変わりました」

 チームの結果に責任を感じ、自分を追い込むことで、樋口はさらに成長しようとしている。

(後編につづく)

◆樋口雄太・後編>>リーグ1位のアシスト数は無心で...「練習してない時のほうが逆にいい」


【profile】
樋口雄太(ひぐち・ゆうた)
1996年10月30日生まれ、佐賀県三養基郡出身。サガン鳥栖のアカデミー出身で、鹿屋体育大学を経由して2019年に鳥栖入り。2年目から出場機会を増やし、3年目は背番号10を継承する。2022シーズンより鹿島アントラーズでプレー。日本代表歴は2013年にU-17日本代表としてサニックス杯国際ユースなどを経験。ポジション=MF。身長168cm、体重66kg。

プロフィール

  • 原田大輔

    原田大輔 (はらだ・だいすけ)

    スポーツライター。1977年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌『ワールドサッカーグラフィック』の編集長を務めたのち独立。Jリーグを中心に取材し、各クラブのオフィシャルメディアにも寄稿している。主な著書に『愛されて、勝つ 川崎フロンターレ「365日まちクラブ」の作り方』(小学館クリエイティブ)など。

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