夏の移籍で戦力アップが見込める5クラブ 海外へ移籍した主力の穴埋めに成功したのは? (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images

 しかし、そんなゴミスもすでに38歳。昨季はトルコリーグで23試合出場8ゴールの記録を残しているが、今年1月の試合を最後にゴールはなく、控えに回る試合も多くなっていた。

 はたして、元フランス代表はどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

◆浦和レッズ
 川崎のゴミス獲得同様、話題先行の感がなくはないが、復活が楽しみな選手を獲得したのが、浦和である。

 MF中島翔哉(アンタルヤスポル/トルコ→)は、2017年にFC東京でプレーして以来のJリーグ復帰。UEFAチャンピオンズリーグ常連のポルト(ポルトガル)へ移籍するなど、一時は順調にステップアップしていたものの、最近は思うような活躍ができずにいた。

 同じく、FW安部裕葵(バルセロナ・アトレティック/スペイン→)も、2019年に鹿島でプレーして以来のJリーグ復帰。バルセロナに移籍し、Bチームでプレーするも、大きなケガも重なって2021年以降はほとんど試合に出場できない状況が続いていた。

 ともに、かつては日本代表の未来を背負うと期待された逸材である。今季の即戦力としては未知な部分もあり、来季以降も含めて楽しみにするのが、妥当な評価かもしれない。

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