「10年後もカズさんには現役でプレーしてほしい」北澤豪が考えるJリーグの未来図「アジア支援、SDGs、障がい者、高齢化...」 (6ページ目)
「日本国内で言えば、少子化や高齢化はもちろん、地方の過疎化や介護といったものも考えていくべきでしょう。環境問題にしても、スタジアムへの交通手段を考えることが解決策のひとつになる。自家用車での来場を控えてもらえば、温室効果ガスを減らすことにつながります。それから......」
── それから?
「10年後もカズさんには現役でプレーしてほしいですね(笑)」
── 親交の深い北澤さんから、ぜひお願いをしていただければ。
「僕が何か言わなくても、カズさんなら続けているような気がしますけれどね(笑)」
<了>
【profile】
北澤豪(きたざわ・つよし)
1968年8月10日生まれ、東京都町田市出身。修徳高から本田技研工業サッカー部を経て1991年に読売クラブへ加入。圧倒的なスタミナを武器に「中盤のダイナモ」としてヴェルディ黄金時代を支える。日本代表58試合3得点。2002年に現役引退後はサッカー解説者を務めるかたわら、サッカーの普及活動にも尽力中。現在は日本サッカー協会参与、フットサル・ビーチサッカー委員長、日本障がい者サッカー連盟会長。
プロフィール
戸塚 啓 (とつか・けい)
スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専
門誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より 7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグ ワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本 サッカー』(小学館)
6 / 6