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チームの命運を左右する4強のキーマン。高校サッカー選手権第100回大会を制するのはどこだ? (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 そんな大津で注目したいのは、ピッチの最前線と最後尾にそびえるツインタワー。ともに身長191cmのFW小林俊瑛と、GK佐藤瑠星だ。

 現役日本代表に名を連ねるOB、谷口彰悟、植田直通からもわかるように、大津といえば、サイズに恵まれた選手を数多く輩出していることで知られるが、190cm超の選手がふたりもピッチに立つとなると、さすがの大津も前例は多くないだろう。

 もちろん、彼らを注目する理由は、高身長だけではない。

 U-18日本代表にも選ばれた佐藤は、長身を生かしてハイボールの処理で強さを見せるのは当然のこと、横の動きも非常に俊敏でシュートセーブにも優れる。今大会屈指のGKであることは間違いない。

 小林にしてもヘディングの強さを生かし、ストライカーとしてフィニッシュに絡むのはもちろんだが、ロングボールのターゲットとなるなど、巧みなポストプレーで周囲を生かし、攻撃に厚みを作ることもできる。長身選手にありがちな動きのぎこちなさは見られるものの、これほどの高さはやはり脅威だ。

 彼らを擁する大津なら、さらなる"高み"にも手が届くかもしれない。

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