2021.12.28

高校サッカー選手権で「準優勝をした過去2年より間違いなく強い」青森山田。有力なライバル校の戦力も分析

  • text&photo by Matsuo Yuki

第100回全国高校サッカー選手権特集 
大会展望 前編

今回、記念すべき第100回大会を迎える、全国高校サッカー選手権。実力ある強豪校、選手権出場常連校が目立つ今回だが、注目はどのチームか。ユースサッカーを取材する3名に話を聞いた。まずは優勝候補筆頭の青森山田が入る、トーナメント表の右側半分を展望する。

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今年も優勝候補筆頭の青森山田今年も優勝候補筆頭の青森山田 この記事に関連する写真を見る

【ストップ青森山田なるか】

優勝候補の青森山田が入ったブロックを展望する優勝候補の青森山田が入ったブロックを展望する この記事に関連する写真を見る ――まず青森山田が入るブロックはどうでしょうか?

土屋 優勝候補筆頭の青森山田ですけど、実は1年間レギュラーを務めてきた両サイドバック(SB)が負傷離脱しているんですよ。左SBの多久島良紀はロングスローを投げていたので、チームの武器を失うのは痛い。ただ、ここ5試合ぐらいは右に中山竜之介、左に小野暉を起用しているんですけど、もう青森山田らしいSBになっていました。

森田 ここで小野選手が出てきたのはストーリーがありますよね。中3から高校の試合に出場していたのが松木玖生、宇野禅斗、小野の3人ですから。

土屋 本人は「サイドハーフで出たかった」と話していましたが、この短い期間で青森山田のSBを務められるのはすごい。こうして「青森山田の選手」としてしっかりプレーできる選手が30人以上揃っている。今年はロングスローだけではなく、カウンター、コンビネーションからも点が取れて、あらゆるパターンを持っています。穴がなくて、本当に強い。黒田剛監督も「準優勝をした過去2年よりも間違いなく強い」と話していたぐらいです。

森田 今大会のテーマは"ストップ青森山田"ですよね。でも、つけ入る隙はないんじゃないですかね。

松尾 対戦相手が勝利を引き寄せるには、インターハイの決勝みたいな試合ですよね。米子北がPKで先制したように、先に点を奪って、耐えて逃げ切る展開(注:結果は終盤ギリギリで追いついた青森山田が延長戦の末2-1で勝利、優勝)。

森田 あれを再現できるかですね。

土屋 ただ、インターハイは70分でしたけど、選手権は80分で準決勝以上は90分になるので、それを実行するのはより難しくなります。普段よりも試合時間が長いので、青森山田の圧力に耐えられるかがポイントですね。