ユンカーは成功の条件がそろっている。連続ゴールで浦和は上昇傾向 (3ページ目)
それでも戦い方のコンセプトはブレず、トライアル&エラーを重ねて、試合を経るごとに攻撃の形ができてきた。勝ち点を伸ばせなかった原因は明白で、ゴール前で決定力を発揮できる人材がいなかったからだ。
そこで、チームが勝つために不足している最後のピースを、フロントがしっかり補強した。強いチームをつくっていくには、とても当たり前のことだが、これがなかなか難しい。だが、今季の浦和はそれができているということだ。
ユンカーのゴール量産で注目度が久しぶりに高まった浦和には、GKにも18歳の鈴木彩艶という新たな力が出てきた。勝負を分ける重要なポジションのFWとGKに新戦力が頭角を現している浦和が、ここ数シーズンつづいた迷走状態から抜け出して生まれ変われるのか。シーズンの最後までしっかり見届けていきたい。
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