欧州でプレーする姿が見たかった。海を渡らなかったJリーガーたち (5ページ目)
2005年には、当時所属の浦和レッズとの契約更改交渉の模様がスポーツ報知『サッカー 浦和・闘莉王が海外移籍を直談判』(2005年12月7日付)で伝えられた。それによると、闘莉王はヨーロッパへの移籍希望をクラブに伝えたという。
翌年以降も契約更改のたびに、海外移籍への意欲が報じられた。そしてついに2009年末、海外移籍のチャンスが訪れる。ACLで8強に進出したウズベキスタンのブニョドコルが獲得に乗り出した。
しかし、闘莉王が選択した移籍先は名古屋グランパスだった。さらに2011年にはブラジルのボタフォゴから正式オファーが届いたものの、それも見送っている。
もちろん、海外に行くばかりがプロキャリアの正解ではない。だがそれでも、やっぱり一度は彼らが海外リーグでプレーする姿を見たかった。そう思わせてくれるだけのパフォーマンスを、彼らはJリーグで、日本代表で見せてくれたということでもある。
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