「久保建英世代」要注目の11人! 目指すは世界トップレベル
久保建英(ビジャレアル)を筆頭に、多くの逸材が顔を揃える01年生まれ世代。今季のJリーグでは高卒ルーキーたちが例年以上に結果を残しており、海外でプレーしている選手も含めて将来が楽しみな選手がずらりと揃う。そこで今回は、久保世代の注目プレーヤー11人をピックアップ。近い将来、世界で活躍する可能性を秘めたタレントを紹介する。
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ポルトガルのベンフィカでプレーする、小久保玲央ブライアン小久保玲央ブライアン
(こくぼ・れお・ぶらいあん/GK/ベンフィカU-19/193センチ・81キロ/2001年1月23日生まれ)
GK鈴木彩艶(ざいおん/浦和)と並んで注目を集める、"久保世代"の有望株だ。FWだった小学校時代に柏レイソルU-12のセレクションに落選したものの、サイズを買われてGKとしてU-15チームに入団。U-18では2年次まで出場機会を得られなかったが、レギュラーとなった最終学年に才能が花開いた。
その噂は海を渡り、高校卒業直前の2019年1月にポルトガルのベンフィカに加入。Bチームなどで経験を積み、今夏にはU-19チームのレギュラーとしてUEFAユースリーグで準優勝を経験した。
小久保はポルトガルでひと回りもふた回りも成長。バスケット経験者の日本人の母と、ナイジェリア人の父親から譲り受けた跳躍力とリーチの長さを生かす。課題だった安定感も増した。
昨秋はU-18日本代表の一員としてU-19アジア選手権予選に出場し、年末にはU-22日本代表にも飛び級で選出。高校3年時に、「(柏U-18の先輩)中村航輔くんを追い抜けるようにやりたい。目標でもあるけど、壁だと思っています」と話していた男は着実に力を付けており、虎視眈々とさらなる飛躍を目論んでいる。A代表でポジションを争う日もそう遠くないはずだ。
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