「久保建英世代」要注目の11人! 目指すは世界トップレベル (11ページ目)
大迫勇也のプレーを彷彿させるFW、染野唯月染野唯月
(そめの・いつき/FW/鹿島アントラーズ/179センチ・67キロ/2001年9月12日生まれ)
ロールモデルは日本代表の大迫勇也(ブレーメン)だ。足元の技術、得点感覚、懐の深いポストプレー。いずれも鹿島でプレーした先輩を彷彿させ、立ち姿も近いものがある。
染野が最初にその名を轟かせたのは、尚志高校でプレーしていた2018年度の高校サッカー選手権。高校2年生でエースを託されると、得点王の活躍でチームの4強入りに大きく貢献した。とりわけ、凄まじかったのは準決勝の青森山田高校戦。チームは敗れたものの、のちの全国王者からハットトリックを決めて非凡な才能を知らしめたのはいまでも語り草だ。
ボランチを務めていた鹿島アントラーズつくばジュニアユース時代は結果を残せず、ユース昇格は見送りに。だが、尚志高でFWに転向して才能が花開き、今季から再び鹿島のユニホームに袖を通した。
ケガがちだったこともあり、1年目からどれだけやれるかは未知数だったが、今季はここまでリーグ戦12試合に出場。ルヴァンカップ第3節の清水エスパルス戦ではプロ初ゴールを決めるなど、徐々に存在感を増している。
実力者が揃うU-19日本代表でレギュラーとなり、世界の舞台で戦う姿を見てみたい選手のひとりだ。
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