超大型ルーキー松村優太は、すでに「アントラーズらしい選手」だ
鹿島アントラーズ・松村優太インタビュー@前編
1月に行なわれた全国高校サッカー選手権大会では、静岡学園高校の主力として優勝に貢献した。松村優太は高校最後の大会で「全国制覇」というタイトルを獲得し、満を持して鹿島アントラーズへと加入した。
今季から鹿島アントラーズの一員となった松村優太 J1開幕を前に行なわれたルヴァンカップでは、高卒ルーキーながらメンバー入り。その名古屋グランパス戦では、81分に途中出場を飾った。
ところがわずか9分後、ペナルティエリア内で相手GKに足の裏を見せる危険なスライディングをしたとして、一発退場。チームも0−1で敗戦し、松村にとってはホロ苦いどころか、大きな痛みを伴うデビュー戦となった。
だからこそ、この話題を避けるわけにはいかなかった。
インタビュー開始早々、いきなりデビュー戦について質問をぶつけた。18歳の若者からしてみれば、避けたい話題だったかもしれない。だが、松村は真っ直ぐにこちらを見ると、しっかりと言葉を紡いだ。
1 / 6