遠藤保仁が望むスタイルの確立とは。10年先を考えたガンバの改革 (7ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • photo by Getty Images

 遠藤自身は、楢崎正剛が持つJ1通算631試合の最多出場記録を、あと2試合で更新する。前人未到の記録達成がすぐそこに迫っている。

「あんまり興味ないですね、そこは(笑)。僕は毎試合、たとえば今日負けたら優勝争いから脱落するとか、勝てば優勝に近づくとか、そういうワクワク、ドキドキするような試合がしたいし、4点取られた5点取るようなサッカーをしたい。昨年、得点(54得点)は決して悪くないからできるでしょ(笑)。とにかく、自分たちのスタイルを確立したいですね。これから10年先を考えても、ガンバのスタイルをもう一度つくっていかないといけない。そうして、『ガンバって強いよね』って周囲から言われるシーズンにしたいと思います」

 シーズンを通して、遠藤が言う刺激的な戦いを展開し、自分たちのスタイルを確立し、タイトルに手にすることができるだろうか。

 ガンバの未来を占う意味でも、今シーズンは非常に重要な1年になる。

7 / 7

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る