横浜FCはJ1で通じるか否か。若手の攻撃で感じた劇的成長の期待 (2ページ目)
果たして横浜FCは、J1でも通用するのか――。今季の行方を占う試金石の戦いとなった。
立ち上がりは悪くなかった。積極的にプレスをかけて相手の出足を封じ、バイタルエリアに侵入されても、隙を与えない対応でチャンスを許さなかった。
逆にボールを奪えば、活きのいいサイドアタッカーを活用し、果敢にゴールに迫っていく。10分には素早いサイドアタックから、トップ下を務めた齋藤が惜しいシュートも放っている。
より目についたのは、守備面だ。
「勇気を持って、前からプレッシャーをかけにいくことをトライしたので、そこはよかったと思います」
できた点を問われた下平監督は、そう答えた。ただし、プレッシャーをかけても思うようにボールを奪えなかったことも認めている。
「たとえば前からプレッシャーに行った時に、いつもなら相手に蹴らせて、はね返したボールを回収できるところが、収められてしまったり、セカンドボールが相手に転がる確率が高かったりして、ペースを握れなかった」
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