久保建英が見せた加速度的成長。
「彼だから出せるパスがある」 (3ページ目)
そして、決勝点となる芸術的な左足ボレーが生まれたのだ。
「誰かが何とかしないといけない展開で、その誰かが自分だったのがうれしい」
お立ち台に立った久保は語っている。その姿は、日本サッカーの未来を照らすような明るさがあった。
「自分としては、そこまでいい出来ではなかったですけど、結果に貢献できてよかったと思っています。今日はみんなに褒めてもらってうれしいですね。いつもは褒めてる方の側なので」
そのコメントは、初々しさも感じさせた。しかし、彼はもはや少年ではない。味方が勝利を託す、英傑の匂いがした。
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