イニエスタも復帰。革命児リージョ率いる
神戸の進む先が見えた! (4ページ目)
リージョはほぞを噛んだ。
目指す戦いを実現することは、かなりの難作業になる。ボールを取り切るだけでも、選手は消耗する。引っ掛けられたら、カウンターを食らうのだ。
だからこそ、リージョは攻守一体の質を上げようとする。もしトレーニングによって、開始10分のプレーを増やしていけたら――。神戸は世界に誇れるような境地を切り開くことになる。
「15日間の中断で高い要求のトレーニングをし、いいリズムで戦える時間を増やしていきたい」
厳しい使命になるが、リージョはすでに前を向いていた。
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