西野ジャパンでも使える「ホットライン」
大島僚太と小林悠は準備OK (4ページ目)
さて、こうなると期待されるのは、ふたりの日本代表での活躍である。小林は日本代表について「自分が決めることではない」と冷静に話すが、おそらく無関心ではいられまい。
西野朗監督が就任し、どんなサッカーを志向するのか、その全容はまだ見えていないが、同じクラブでプレーするユニットを代表チームにもそのまま移植することでコンビネーションを高めるという手法は、世界的に見ても決して珍しいものではない。
幸いにして、今年3月のマリ戦で負傷により途中交代した大島も、現在はJ1で問題なくプレーしている。柏戦でもドリブルで強引にペナルティエリア内に進入した際に右足を痛め、ヒヤリとさせられたが、最後までプレーを続けている。リーグ戦で3試合ぶりにゴールを決めた小林も含め、コンディションはよさそうだ。
AFCチャンピオンズリーグを戦った影響もあり、J1では現在4位とやや出遅れ感のある昨季王者の川崎だが、攻撃の熟成度ではリーグ屈指。その中核を成すふたりを、日本代表でも有効活用したいところである。
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