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「5、6人は長崎出身の選手を」
髙田社長が描くV・ファーレンの未来 (4ページ目)

  • 刈部謙一●文 text by Karube Kenichi photo by Kiyoshi Ota-JL/Getty Image、山頭範之●撮影 photo by Ymagashira Noriyuki

『時分の花』の自分はすごいんだ、人気があるんだと思ったときに、人間は成長が止まってしまう。それを謙虚に受け止めて、修行して一流になろうとか、みんなを感動させようという人が一流の能役者になるんだと言っています。

『真の花』というのは何歳になっても持っていかないといけない花なんです。だから、人間って何歳になっても謙虚に自分で努力する。そこは選手も一緒です。『真の花』を感じる選手じゃないといけない。そうじゃないと、人に感動を与えられないです」

――人間として一緒に生きようということですね。

「ジャパネットのMCに一番言うのは、ある程度のスキルまで来たら『あとは人間力ですよ』ということです。TVに映るあなたの一挙手一投足が自分を一流にしていくよ、と。そこには心の中が出てきます。人間力を磨かないと人に感動は伝わらないですから。役者でもなんでもみんなそうです。

 いい歳を重ねられた人と、そうでない人と、何で差が出るんだと言えば、その人の歩んだ人生です。いや、人生論になっちゃった(笑)。でも、そういうところは大事なんだと思います。僕はテレビやラジオで30年やってきて、つくづくそう思いました。

 あと、よく『トップ以上の社員は出てこない』と言います。上司によって社員の質が変わってくる、と。だからこそ経営者も自分で修行しないといけない。V・ファーレンの社長もまだなったばかりですから頑張ります」

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