2018.02.07

湘南、長崎、名古屋のJ1昇格3チーム。
福田正博は残留できると見るか

  • 津金壱郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images

【福田正博 フォーメーション進化論】

 Jリーグの各クラブが続々とキャンプインし、2018年シーズン開幕に向けて本格的に動き出した。今季は、J2から昇格した湘南ベルマーレV・ファーレン長崎名古屋グランパスがJ1に加わるが、それぞれが個性ある楽しみなチームだ。
 
昨季のJ2を首位で終え、昇格を決めた湘南ベルマーレ 長崎で指揮を執る高木琢也監督は私より1歳年下で、現役時代はJリーグでしのぎを削り、日本代表でともに戦った仲でもある。そんな高木監督に、1月末に沖縄のキャンプ地を訪ねて新シーズンへの準備について聞いた。

 2004年に今のチームの前身である「有明SC」が創設され、翌年からチーム名を「V・ファーレン長崎」へ改称して徐々に力をつけていき、2013年からJ2に参戦した長崎。チームにとってJ1昇格は初めてのことだが、高木監督が指揮官としてJ1を戦うのはこれが2度目になる。

 1度目は2007年シーズンのこと。横浜FCを 2006年の途中から率いて初のJ1昇格を果たすも、翌年はシーズン序盤から成績が振るわず、8月に志半ばで解任されてしまう。チームも最下位の18位に沈み、1シーズンで再びJ2に降格した。

 なかなか戦力が揃わないチームを初めてのJ1昇格に導いたことなど、昨季の長崎と似通った点があることを尋ねたが、それに答える高木監督に気負いを感じなかったことが印象的だった。

 横浜FCでは監督就任1年目でJ1昇格を果たしたが、高木監督は「前監督から引き継いだチームが、なんとなく結果を残したような感覚だった」と振り返る。一方で長崎は、2013年から5年をかけて作り上げたチームだ。その前にも、2009年には東京ヴェルディ、2010年から3シーズンはロアッソ熊本の監督として経験を積み重ねたからこそ、今回はJ1挑戦を前に自然体でいられるのだろう。