2018.02.08

「5、6人は長崎出身の選手を」
髙田社長が描くV・ファーレンの未来

  • 刈部謙一●文 text by Karube Kenichi photo by Kiyoshi Ota-JL/Getty Image、山頭範之●撮影 photo by Ymagashira Noriyuki

髙田明V・ファーレン長崎社長に聞く(3)

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 J1自動昇格という、願ってもいない形で昨シーズンを終えたV・ファーレン長崎。特にそのシーズン後半は、J2の中でも群を抜いた戦いぶりだった。髙田明社長が指摘するように、長崎が成長したチームになったのは間違いない。昇格を果たしたという結果だけでなく、首位の湘南と勝ち点3差という拮抗した戦いを見せるところまでいったチーム作りは、見事としか言いようがない。

J1昇格を決めたV・ファーレン長崎の高木琢也監督(中央)と選手たち

 しかし、希望だけでは戦えない。J1経験のない、ある意味では純J2育ちの長崎。昨季のような見事な戦いができたのも、J2だからこそとも言えるからだ。そんな中で、来季以降はサッカーどころ長崎出身者を中心にチーム作りをする構想もあると聞く。地域に根ざすことを考えると悪くはない方針だが、それで成功した例がほとんどないのも事実である。

 髙田明社長の考えるV・ファーレンの将来像とは?
 
――J2とJ1では、スキル的にも予算のスケール的にもかなりの差がありますが、どのようにお考えですか?

「J1とJ2では規模が全然違いますからね。J2の規模ではJ1は動かせないです。物理的、金銭的なものは今、一生懸命に努力しています。何とか2018年シーズン開幕までにJ1レベルまでには持っていけるようになると思います。

 選手のスキル、マインド、サポーターの姿勢、県民の応援度合いといったトータルでのことを、今の10倍に増やしていく……。そのための施策を考えていて、それらがシナジー効果を生んでJ1の中で確固たるものにしていけたらいいなと思います。