「5、6人は長崎出身の選手を」
髙田社長が描くV・ファーレンの未来 (2ページ目)
たかた・あきら 1948年、長崎県平戸市生まれ。1974年、家業の有限会社カメラのたかた入社。1986年、株式会社たかた設立。1999年、社名を株式会社ジャパネットたかたに変更。2015年、ジャパネットたかた代表取締役退任。2017年、株式会社V・ファーレン長崎代表取締役社長就任 今はどれをとっても課題がある。それを具体的にどう解決するかという手順などを、今、みんなで考えています。2018年の開幕戦までには、まだできないかもしれませんが、中期くらいまでには、もっと上がっていくと思いますね」
――長崎出身の選手を集めようというお考えもあるようですが?
「そうですね。2017年シーズン終了直後の段階で、徳永(悠平)さんがFC東京から来てくれました。長崎はこれだけサッカー王国と言われながら、V・ファーレンには地元の選手が2017年は吉岡(雅和)君1人。ちょっと寂しかったですよね。ただ、それはマストではないです。長崎で固めるだけがV・ファーレンじゃないと思っています。ただし0とか1人では寂しいですね。
ファンとも会話をしましたが、選手、監督がこれだけ支持さているんだというのを、あらためて思いました。サインひとつのために100人並ぶって、僕は信じられなかったですよ(笑)。もっとビックリしたのは、ヴィヴィくん(マスコットキャラクター)のサインで200人並ぶことですけど(笑)。
それだけクラブ愛、選手・監督・ヴィヴィくんへ思いがあるんだと、実感として思いました。もっとそこを強くしていくには、マストではなくても、5人、6人と長崎出身選手が必要だと思いました」
――地域密着という意味で必要なことだとは思いますが、反面、本来必要な選手のいるポジションに「長崎出身者だから......」とはいきませんよね。
「チームに30人いたら、5人くらいは地元でと思うのは、納得できるところだと思います。30人中15人じゃないといけないということではないです。長崎が作り出すもの、目指すものは、地元出身者だけが作るのではなくて、みんなで共有していくことです。
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