ジェフ千葉、ミラクル昇格に望み。アルゼンチン流攻撃サッカーが炸裂 (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Masashi Hara/Getty Images

 まず、自軍GKがボールを持った瞬間、2人のセンターバックが両サイドにガッと開くその基本陣形が美しい。気品を感じさせる瞬間だ。その最終ラインは高く、両サイドから仕掛けるオープン攻撃も娯楽性に溢れている。とりわけ光るのが、右ウイングを張る10番、町田也真人。見ていて楽しい選手である。

 そしてボールを奪還するプレッシングも高い位置でよく決まる。相手ボールになるや、それまで以上の勢いで、選手はボールと相手に食らいついていく。自ずとボール支配率は高くなる。

 ブラジル、ベルギー相手に、パッとしないサッカーをした日本代表戦を見た直後であることも感激に輪を掛けた。日本代表に望みたいサッカーをエスナイデルの千葉に見た気がした。

「私が要求したことを、このチームはほとんど達成できています。私が言うことだけをやればいいということになっていません。いまは私がやりたいことと、選手たちがやりたいことが合致している状態。シーズン初めより、もちろんいいチームになっています」

 試合後、エスナイデルはそう語った。日本代表監督からも拝聴したい台詞である。

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