2017.11.20

久保建英より先に17歳MFがデビュー。
ヤングFC東京に希望はあるか

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Rodrigo Reyes Marin/AFLO

 11月18日のJ1リーグ第32節。佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで、サガン鳥栖対FC東京の一戦が行なわれている。

「J1でプレーしたことは自信になる。これを上を目指すきっかけにしたい。(負けている展開だったので)やってやる、と思ってピッチに入り、緊張もなかった」

 この試合で、17歳6カ月でのJ1デビューを果たしたFC東京のMF、平川怜はこう語っている。梶山陽平の記録を抜いて、クラブ史上日本人最年少記録を更新。ボランチにケガ人が出たことで急遽、ベンチに入り、後半27分からピッチに立った。下部組織育ちのホープがトップチームに加わったことは、来季に向けて朗報と言える。

「イバルボには吹っ飛ばされていたけど、遜色ないプレーだった」「ボールが持てるし、顔も上がっていた」「練習から実績を積んでいたから驚きはない」……と、味方も敵も、そのデビューには及第点を与えている。

サガン鳥栖戦でひと足早くデビューを果たした平川怜(左)と久保建英 平川の後には16歳の久保建英が控えている。久保も今シーズン中のJ1デビューが秒読みだ。バルサ帰りの新鋭には、”国民レベル”の大きな期待がかかる。

 しかしFC東京はこの日、戦術的にほぼ破綻した状態で敗れている。若い力が育っているのは間違いないが、果たしてそれは希望なのか?