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J1優勝&降格争いの行方。
甲府、新潟、名古屋、磐田で生き残るのは? (4ページ目)

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images


 監督解任のあった名古屋は、田中マルクス闘莉王の復帰後、3勝1敗と復調してきた。次節は名古屋と磐田の直接対決となるが、ここで磐田が負けるようだと、磐田も残留争いに巻き込まれることになりかねない。各チームの残り3試合は次のようになる。

・名古屋=磐田(H)→神戸(A)→湘南(H)
・甲府=福岡(A)→湘南(A)→鳥栖(H)
・新潟=浦和(H)→G大阪(A)→広島(H)
・磐田=名古屋(A)→浦和(H)→仙台(A)

 名古屋と甲府が実力の拮抗した相手との対戦するのに対し、新潟と磐田は強豪との対戦を残している。力量差だけ考えれば新潟が苦しそうだが、対戦相手の力量だけでは推し量れないのが残留争いでもある。新潟や甲府には過去何度も残留争いの修羅場をくぐり抜けた経験値があるだけに、最後まで予断を許さない。

 来季からは再び1シーズン制に戻ることが決まり、今年限りとなった2ステージ制とチャンピオンシップだが、最後に笑うのはどのクラブか。ここからは1試合たりとも気の抜けない試合が続くだけに、Jリーグの戦いに熱い視線を送ってもらいたい。

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