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J1優勝&降格争いの行方。
甲府、新潟、名古屋、磐田で生き残るのは? (2ページ目)

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images


 その2ndステージ優勝の最右翼にいる浦和レッズは、9月以降は多くの選手を起用しながら結果を出してきた。残り3節はアウェーで新潟、磐田と戦い、最終節は埼玉スタジアム2002で横浜F・マリノスを迎え撃つ。この3試合で最低でも勝ち点4を稼げばタイトルを手にできるだけに、浦和の2ndステージ優勝はほぼ揺らぐことはないだろう。

 ただし、浦和にとってステージ優勝は通過点で、あくまでも目標は年間1位と、その先のチャンピオンシップ制覇にある。そのためにも、チャンピオンシップ決勝戦にシードされる年間1位の座は是が非でも手にしたい。

 年間1位を残り3節で手放さないための最大の障壁が「優勝争いのプレッシャー」になる。浦和はここ4シーズンほど、終盤戦の失速が原因でタイトルを逃し続けている。この "負のスパイラル"から脱却するべく、毎シーズン戦力を増強してきた。

 しかし、どんなに戦力を巨大化させようとも、プレッシャーというものは跳ね返さない限り、年々大きくなっていくもの。今季は13年ぶりにルヴァンカップを制したことで、負のスパイラルを断ち切るきっかけを掴んだ浦和が、この3試合でどういう戦いを見せてくれるのかとても興味深い。

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