J1優勝&降格争いの行方。
甲府、新潟、名古屋、磐田で生き残るのは? (3ページ目)
その浦和を年間勝ち点1差で追う川崎フロンターレも、可能性は残されている。ここからの3試合は広島、鹿島、ガンバ大阪と、強豪との連戦であることに加え、中村憲剛が10月上旬に全治3週間と診断される肉離れを負うなど、逆転での年間1位奪取には苦しい状況にある。しかし、2012年から指導してきた風間八宏監督のシーズン終了後の退任を発表したことで、「指揮官に優勝を」というクラブ全体のモチベーションが上がり、チームが好転する可能性は高い。
風間体制でのタイトル奪取のラストチャンスに向けた強烈なメッセージを受け取った選手とサポーターが、これまで以上に一体となって奇跡を生むかもしれない。仮に、年間1位に届かなかったとしても、最後のチャンピオンシップまで高いモチベーションを維持するはずだ。
一方、残留争いに目を移すと、すでに18位の福岡は来季の降格が決まり、17位の湘南も苦しい状況にある。最後の1枠から逃れようと甲府、名古屋、新潟の3チームが熾烈な戦いを続けている。
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