新鋭・横浜創英は異色の「丁寧なサッカー」でインターハイ優勝を目指す (4ページ目)
横浜創英キャプテン市原亮太。「目指すは全国制覇」「修正して練習した時、ボールが絡んでなくても、選手が気がついてできたプレーは絶対に見逃さない。『いい予測だったよね』と、必ず選手に伝えま す。そうして個人の自信を深め、自分たちのスタイルで結果を出していくことで、勝てるという自信が選手の中に沸き上がっていくんです」
2013年にインターハイ初出場を果たした時、その影響で翌年入部する新入生が増えた。それが今の3年生である。キャプテンでセンターバックとして最終ラインを統率する市原亮太(3年)は、そのひとりであり、「結果を出したい」と全国制覇に意欲を見せる。
「チー ムの目標は全国制覇。個人的にはキャプテンとして声を出してチームを引っ張りつつ、対戦相手のFWを抑えて無失点で勝ちたいです。ただ勝つのではなく、自 分たちのスタイルを貫いて勝ちたいです。今はカウンタースタイルが多いですけど、自分たちがパス主体のサッカーをして勝てば、注目されると思うんです。 やっぱりやるからには注目されたいですから(笑)」
市原は創英スタイルの生命線である。ビルドアップの重要な役割を担い、守備では相手の エースストライカーを封じる。市原がチームの中心となり、宮澤監督が目指すサッカーを形にしてきた。そして今シーズン、「勝負の年です」と語る宮澤監督が インターハイで目指すものとは......。
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