2016.01.10

高校サッカー決勝。東福岡vs國學院久我山の勝敗を決めるカギ

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Etsuo Hara/Getty Images

 1月9日、埼玉スタジアムで全国高校サッカー選手権大会の準決勝が行なわれ、決勝へ進出する2校が決まった。

 大一番に駒を進めたのは、東福岡(福岡県)と國學院久我山(東京都)。その顔合わせは、「名門」対「新鋭」といった様相を呈する。

準決勝では「東の横綱」青森山田を下した國學院久我山 今大会が出場17回目の東福岡は、1990年代に一時代を築いた九州を代表する強豪校。1997年度には高校三冠(インターハイ、全日本ユース、選手権)を達成した他、選手権でも1997、1998年度に2連覇、1993、1995年度にはベスト4に進出している。今回勝てば、17年ぶり3度目の優勝となる。

 対する國學院久我山にしても、今大会がすでに7回目の出場であり、新鋭という表現は必ずしも適切ではないかもしれない。だが、これまでの最高成績2008年度のベスト8で、決勝進出はおろかベスト4の経験もない。過去出場6大会で7勝しかしていないのだから、決勝においては新鋭と評して構わないだろう。勝てばもちろん初優勝だ。

 両校が対照的なのは、過去の実績だけではない。今年のチームだけを比べても、むしろ実績の違いはさらに鮮明になる。

 東福岡は、夏のインターハイで優勝。昨年に続き、2連覇を果たしている。また、1年を通して戦うプレミアリーグWESTでは、優勝したガンバ大阪ユースには及ばなかったものの、大分トリニータやセレッソ大阪といったJクラブのユースチームを上回り、2位となった。今大会でも「西の横綱」として、優勝候補筆頭にふさわしい強さでここまで勝ち上がってきた。