2016.01.08

もう一つの高校サッカー「ニューバランスカップ」は流経大柏が優勝

  • 浅田真樹●文 text by Asada masaki

 例年になく暖かい日が続き、頂上付近の白い雪もまばらな富士山が見下ろす静岡・時之栖(ときのすみか)スポーツセンターでは、新年早々、高校生フットボーラーによる熱い戦いが繰り広げられていた。

 今年からニューバランス フットボールを特別協賛に迎え、「ニューバランスカップ」として開かれた2016新春高校サッカー強化研修大会。全国から選りすぐりの48校が参加し、1月3日の1次リーグに始まった今大会は、6日に決勝が行なわれた。

優勝した流通経済大柏イレブン

 時は折しも、前日5日に全国高校サッカー選手権大会のベスト4進出校が出揃ったばかり。そんななか『もうひとつの冬の風物詩』は、一足早くクライマックスを迎えていた。

 決勝に進出したのは流通経済大柏(千葉)と静岡学園(静岡)。いずれも高校選手権で優勝経験を持つ強豪校である。

 両校それぞれの赤と緑のユニフォームは、もはや高校サッカーファンの間ではおなじみのもの。これが高校選手権の決勝であっても何ら不思議のないほどの好カードが実現した。

 試合は強豪校同士の対戦とあって、中盤で激しくボールを奪い合う拮抗した時間が続いたが、後半に入ると流れは地力に勝る流経大柏へ。後半8分(35分ハーフ)の先制点を皮切りに3点を奪い、3-0で静学を下し、今大会を制した。

 優勝した流経大柏は昨年、プレミアリーグ(ユース年代のトップに位置づけられる全国リーグ。高校、クラブを問わず、東西各10チームがホームアンドアウェーのリーグ戦を行ない、優勝を争う)・イーストに参戦し、7位となったユース年代屈指の強豪。全国から強豪校が集まった今大会でも、実績では頭一つ抜けた存在であり、前評判通りの強さを見せつける結果となった。

 とはいえ、各校とも1、2年生による新チームがスタートしたばかり。「強化研修大会」という名称が示す通り、今大会においては、それほど結果は重要ではない。