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柴崎、武藤に続く日本代表の新戦力!? 湘南・遠藤航に注目 (2ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO SPORT

 1993年2月生まれの遠藤は、柴崎岳(鹿島アントラーズ)や武藤嘉紀(FC東京)らと同学年である。しかし、彼がJリーグデビューを果たしたのは、まだ湘南ユース所属だった17歳のとき。そのシーズン(2010年)にJ1で6試合に出場すると、以降はケガなどで戦線離脱していた時期を除けば、レギュラーとしてほとんどの試合に出続けている。年齢から想像する以上に経験豊富な選手なのである。

 しかも、2012年シーズンでは、19歳にしてチームのキャプテンを任されるなど、リーダーシップも併せ持つ。だからだろうか、遠藤のプレイからは若さゆえのガムシャラさよりも、落ち着きをともなった賢さが感じられる。

 また今季、遠藤が視野に入れる戦いの舞台はJ1だけではない。

 来年のリオデジャネイロ五輪(以下、リオ五輪)出場を目指すU-22代表の主力でもある遠藤には、五輪予選を兼ねたアジアU-23選手権も待っている。これまで世界大会とは縁がなかった遠藤にとっては、これもまた重要な戦いの舞台となる。

 早くから年代別日本代表に選ばれ、過去に2度(2010、2012年)アジアU-19選手権に出場しながら、いずれも準々決勝で敗れ、U-20W杯出場の道を断たれてきた遠藤。それだけに、年代別世界大会に出場する最後のチャンスとなる、リオ五輪にかける思いは人一倍強い。

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