これぞカルチョ。FC東京に浸透しつつあるイタリア人監督の戦術 (3ページ目)
先制点は武藤と太田が連係して左サイドを崩し、太田のクロスをFW平山相太が決めたもの。そして、2点目はMF高橋秀人、三田とのコンビネーションでこれまた左サイドを崩し、今度は武藤自ら決めたものだった。
「守備の対応も細かく言われているが、監督のやりたいことをみんなが理解してやれている」
殊勲のルーキーは、満面の笑顔で会心の試合をそう振り返った。
セレッソ人気も手伝って4万人を超える観衆が詰めかけた味の素スタジアムで、今季最高のゲームを見せたFC東京。質量ともにJリーグ屈指の選手層を誇るタレント軍団が、ようやく本領を発揮し始めた。
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