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サッカー日本代表・森保一監督のワールドカップ総括 「ブラジル戦の失点の場面では、相手をマークしていない選手がいた」 (4ページ目)

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Kei Totsuka

【トレンドをコピーするつもりはない】

── そこは日本の強みであり、日本のゲームモデルの土台と言っていいものでしょうね。

「世界のトレンドをコピーするつもりはないのですが、やはり積み上げが大事なんだと、あらためて感じました。それは強く覚えています」

── 個人的には、その国ならではの『型』がないと、ワールドカップでは優勝できないのだろう、と思います。

「僕もそう思います。『日本型』のゲームモデルを作り上げながら、個の力を上げていく。やはり、個のレベルを上げていかないといけないでしょう」

── 日本人選手のレベルは相対的に上がっていますが、カタールワールドカップから北中米ワールドカップまでの4年間で、ビッグクラブへ移籍した選手は思いのほか少なかった。それは、少し寂しい現実です。

「ワールドカップでベスト8やベスト4に食い込んでくるチームは、多くの選手がチャンピオンズリーグで優勝を狙えるクラブに所属しています。そういう経験値を持った選手たちが揃っていますからね」

── トップ・オブ・トップの国は独自の『型』がありつつも、ピッチ上で起きる問題を『個』で解決できる側面もあります。特に「取りきる」ところと「守りきる」ところですね。

「日本の結束力、組織力は、間違いなく世界一です。その強みをさらに高めるために個の大きさが必要になる、というのが私の考えです。選手たちもそこはわかっているので、所属チームでの活動からマックスでやってくれている。

 日本からヨーロッパへ行く、主要リーグから5大リーグへ行く、とステップアップをしていくなかで、選手たちは自分の身体が壊れることをいとわずに、個を大きくしている。ケガ人が出るのはホントに残念ですけれど、ケガをしてしまうくらいチャレンジしてくれている。選手たちはすごいことをやってくれていると、私はいつも感心させられています」

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