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サッカー日本代表・森保一監督のワールドカップ総括 「ブラジル戦の失点の場面では、相手をマークしていない選手がいた」 (2ページ目)

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Kei Totsuka

【勝てると本気で考えていた】

── 78分には鎌田大地選手(クリスタル・パレス)、伊東純也選手(ゲンク)を交代させました。鎌田選手はケガでプレー続行が不可能だったと。

「大地は前半から傷んでいました。ブラジル相手でもボールを受けて試合をコントロールできる選手なので、彼が退いたことでチームの機能性が変わってしまうところはありました。受け身になる時間が長くなってしまった。

 冒頭の質問の『工夫』について言えば、律か敬斗を残してポジションをひとつ上げるとか、純也をシャドーからウイングバックへ移して残すとか、そういう判断はあってもよかったのでは、と」

── 交代カードを4枚でとどめたのは、延長戦を見据えたもので? 1-1の時間帯は、ブラジルも交代枠を1枚残していました。

「そうです、延長かなとは思っていました。延長に入ればプラス1枚で2枚使えますので、前線の選手を変えようと。(カルロ・)アンチェロッティさん(ブラジル代表監督)も90分で決めたいのはもちろんでしょうが、延長に入った場合も想定していたのでは」

── 試合が終わった瞬間、記者席のブラジルメディアは狂喜しました。僕自身は1998年からワールドカップを取材していますが、ブラジルのメディアがベスト8より前の試合に勝って狂喜する場面は、かつて見たことがありません。

「親善試合とはいえ2025年10月に我々が勝っていたので、ブラジルからすれば今度は絶対に勝つ、と。負けたら終わりのトーナメントですから、もちろん勝たなければいけないわけですが、プレッシャーはあったのかなと思います。

 ......ただ、相手どうこうよりも、とにかく悔しかったですね。ネイマールという絶対的な選手が万全でないことも含めて、今の自分たちなら勝てると本気で考えていましたから」

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