【ワールドカップ】サッカー日本代表の若かりしヤンチャ時代 「U-17代表に選ばないでくれ!と言われたことも」 (4ページ目)
【一番悔しい思いをしたのは......】
アタッカー陣だけでなく、DF陣のレベルアップも不可欠だ。
「ブラジル戦はかなり押し込まれて、みんなで集中して守っていましたが、なかなか攻撃の時間を作れなかった。そこで、クリアをするだけじゃなく、ひとり外してしっかり前の選手につけるとか、うしろからの配球能力も必要でしょう」
森山監督は田中碧(リーズ)にも言及した。U-16日本代表コーチとして、若き日の彼を知るという(当時・川崎フロンターレU-18)。
「今回のワールドカップで一番悔しい思いをしたのは、彼だと思います。個のレベルを上げてまた挑戦したい、みたいなことを話していましたけど、ヨーロッパのビッグクラブで中心となる選手が出てきて、その数が増えていくことで、いよいよワールドカップで優勝を狙えるのかなと思うのです」
4年に一度のワールドカップで、輝く「個」となるために。チームを勝たせる存在となるために──。
6月29日のヒューストンで感じた悔しさこそが、現状打破の原動力となっていく。
(了/文中敬称略)
【profile】
森山佳郎(もりやま・よしろう)
1967年11月9日生まれ、熊本県熊本市出身。筑波大学から1991年にマツダ(現・サンフレッチェ広島)へ加入。球際に強いDFとしてJリーグ草創期の広島を支え、1994年のサントリーシリーズ優勝に貢献する。のちに横浜フリューゲルス、ジュビロ磐田、ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプレーし、2000年に引退。同年から広島ユースの監督などで手腕を発揮したのち、2015年からはU-15〜U-17日本代表監督を歴任し、久保建英らを擁して世界大会を戦った。2024年からはベガルタ仙台の監督を務める。日本代表・通算7試合0得点。ポジション=DF。身長176cm。
著者プロフィール
戸塚 啓 (とつか・けい)
スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専
門誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より 7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグ ワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本 サッカー』(小学館)
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